知らなきゃ投資家失格!?世界最強の指標SP500とその特性について

株式・為替

みなさん

突然ですが、SP500(S&P500とも)って聞いたことありますか?

大きな資産を作る中では絶対に避けて通れないものです。

初めて聞いた方、名前は聞いたことある方いろいろとは思いますが、

かなーり詳しく書いているつもりなので、頑張って最後まで読んでみてください。

まず定義をググってみると下のようになるようです。

「S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数である。ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数である。」 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

難しく書いてありますが、要はアメリカの主要500社の株価に連動する値だということです。

アメリカの株式の時価総額の75%を500社だけで占めており、

SP500の変動=アメリカ株の変動ととらえている投資家・メディアも多いです。

何が言いたいかというと、ダウ30と並び世界中で1番メジャーな株価指数の一つということです。

下記が組入れ比率上位10社の構成銘柄になります。

出典:「ITA HP」

過去150年の平均成長率は7%/年と高いです。

世界最強の経済力を持つアメリカの指標だから世界最強ということです。

かの大投資家ウォーレン・バフェット氏も

「現金の10%を米国の短期国債に、残る90%を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。」という遺言を妻へ残しているほどです。

前置きが長くなりましたが、SP500について知っておいてほしいことは2つだけです。

①長期で見たときにプラスになる期待値が高い(注意点あり)

②時価総額の加重平均である

早速①から詳細を解説させていただきます。

http://www.multpl.com/から引用

上のグラフを見てください。

1871年から現在までの150年間のグラフになります。

最初の100年間は値が小さすぎてわかりませんが、直近と同様の7%で伸びています。

(別記事で年代ごとに分けて詳細の分析を行いますので、ここでは7%/年の平均成長率だということをご理解いただければと思います。)

とんでもない成長率ですよね。

100年前に先祖がSP500に投資してくれていたらと思うと。。笑

一方でここで注意が必要なのは投資を始めたタイミングによっては

短期的に損失が出てしまう可能性があるということです。

株式市場は我々投資家が死んでも継続しますが、

我々は死んでしまっては終わりです。

例えば、オレンジ〇で囲んだ上図の部分では約20年間指標はほとんど成長していません。

老後のために大きな額を入れていた投資家はかなり落胆したことでしょう。

株式市場にとっては一時的な下落でも投資家にとっては大きなダメージです。

ここで我々投資家がとるべき行動は2つあります。

1つは株価と逆相関を持つ債権や他地域の株式などをポートフォリオに組み入れる

SP500=アメリカ経済そのものということを冒頭で述べましたが、

SP500の指標が伸びていないということはアメリカの成長が鈍化しているということです。

しかしながら、世界経済は成長します。

実際オレンジ〇で囲った2000年前後の中国経済の伸びはすさまじく、

1995年からの10年間で約6倍になっています。

また債権は株の値動きと逆の動きをする傾向があるため

ポートフォリオの一部に債権を組込むことを強くお勧めします。

気になる方は「現代ポートフォリオ理論」で調べてみてください。

債権の効果や買い方はリクエストがあれば今後書いていきたいと思います。

2つ目は、少し上級編になりますが、SP500連動型の仕組債などを購入するという方法です。

仕組債とは「仕組債とは、オプションやスワップなどのデリバティブを組み込むことで、通常の債券のキャッシュ・フローとは異なるキャッシュ・フローを持つようにした債券である。」という定義です。

いろいろ無視して一言でいうと「対象の株価が下落したときに発動する保険のようなもの」です。

SP500では基本的に7%で成長するため、20年間で2.2倍ほどになります。

しかし未来に絶対はないので、始めたタイミングによっては損失が出てしまう可能性があります。

そこで仕組債を利用します。

例えば「手数料を○○%お支払するので、私が投資したSP500の指標が20年後1.5倍(年率換算4%の利回り)になっていなかった場合は、不足額を支払ってください。」

という賭けを金融機関と行うイメージです。

個人投資家は損失が発生しないようにもしもの時のために保険を掛ける。

金融機関はもしもの時には損失を補填する責任を負いますが、SP500の場合は長期で見たときに平均7%の成長のためほとんどの場合は損失の補填をする必要がなく、手数料のみをもらえるおいしい取引という訳です。

こちらも今後リクエストがあれば詳細・購入方法を記事にしていきます。

①長期で見たときにプラスになる期待値が高い(注意点あり)

をまとめると、長期で見たときにはプラスになる可能性が高いものの

SP500に連動する商品だけ買っておけばOKということではないようです。

②時価総額の加重平均である

②のポイントは時価総額の加重平均であり、

時価総額の大きい企業のウェイトが高くなる傾向があるということです。

下記はSP500の時価総額上位10銘柄です。

GAFAMをはじめとするテック系企業が上位を独占しています。

そのため、年7%の成長といってもGAFAMを除いて成長率を算出すると

近年のアメリカ株のパフォーマンスはマイナスなってしまってます。

暴落論者「アメリカ経済は終わった。リーマンショックの再来ガー・・・」

なんてことはよく言われる話です。

時価総額の加重平均という観点で注意すべきは、2つあります。

1つは上位を独占するGAFAMのPER(投資家が期待する収益率)は非常に高く

一度成長が鈍化してしまった場合は暴落し、SP500にも大きな影響を与える可能性があること

2つ目は、個人でGAFAM株を保有している場合は、ポートフォリオ内のGAFAMの比率が知らないうちに上昇しているということが発生しうるということです。

今まで漠然と投資を行っていた方も今日お伝えした観点から再度ご自身のポートフォリオを確認してみてください。

ではまた。

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